ほうじ茶の日記

ドラマ感想を中心に日々のことを添えて

『かがみの孤城』の次に読みたい3冊+α

かがみの孤城』(辻村深月)を読んで、こんな感じの本をもっと読みたい!  と思った人のために記事を書く。
*ただの趣味の産物です!
 
"こんな感じの本"といっても捉え方は人それぞれあるので、もちろん私の主観によるチョイスです。
 

 

『時計坂の家』高楼方子(たかどの ほうこ)

幼い頃、没頭して読んだ思い出の本。
ひと夏の不思議でファンタジーな体験、うっとりするような世界観と小道具、そこに入り込むドキドキするようなミステリ、大人の嫌な機微を感じ取ってしまってしまう子どもの敏感さ。
 
図書館で偶然この本を見かけるまで読んだことすら忘れていたのだけれど、表紙を見た瞬間に当時の感覚が甦った。
(この本!!   読んだ!!  夢中になった!  高楼方子さんの本!!)
実はストーリーは殆ど忘れてしまったが、とにかく面白かったこと、没入感がすごかったこと、高楼さんの本はどれも面白かったことを覚えている。
 

 

『カラフル』森絵都

どこの学校図書館にも置いてあるだろう、有名すぎるほど有名な一冊。
『かがみの~』とテーマ性で近いものを挙げるなら、これを思い浮かべる人も多いはず。
号泣必至。
 
かつて森絵都さんを読んだことはあるけれど、もうちょっと大人向きのはないの?   
って聞かれたら、迷わず『風に舞いあがるビニールシート』を薦める。
 

 

『冷たい校舎の時は止まる』辻村深月

辻村さんのデビュー作。
デビュー当時、友だちにオススメの作家がいると教えてもらって薦められたのが『子どもたちは夜と遊ぶ』で、あまりの面白さに同じシリーズじゃなきゃ嫌だ、という思いから肝心の第一作目には手が伸びなかった。
もっと早く読みたかったと後悔。
 
話題の『かがみの~』を読んでみたものの、辛さやしんどさが肉迫してこなかったな、ターゲットから外れているんだろうな、と思った人は、こちらを手にとってもらいたい。

 

 

TVドラマ『君といた未来のために 〜I'll be back〜』

大好きなドラマ。タイムトラベルものの原体験。
1999年のドラマなので、知らない人も多いと思う。


あらすじ
人生をやり直したいと思っていた主人公の大学生(堂本剛)が、2000年を迎える瞬間、1995年に戻ってしまう。戸惑いながらも今度は人生を有利に進めるが、2000年になる直前、また1995年に戻されてしまう。何度かやり直すうち、自分以外にもやり直している人間がいることに気付き……。
 


佐野史郎が怖かったのと、cobaさんのアコーディオンが印象的だった。
 
当時は、やり直せるっていいなぁと思っていたけれど*1、反面、どことなく怖かった。
 
脚本家は、大石哲也吉田智子
wikiを見たらビックなお二人*2で軽く衝撃を受けたのと同時に、このドラマの面白さにも納得。


hojichada.hatenablog.com

*1:「強くてニューゲーム」じゃん

*2:大石さんは、「遺留捜査」、「TEAM -警視庁特別犯罪捜査本部-」(第3話)などを書かれている。 吉田さんは、「わろてんか」など。